金継ぎ教室は、直したい器を自分で持ち込むのが基本です。ところがどんな器なら直せるのかは、申し込む前には分かりにくいものです。掲載教室の案内から、準備のポイントをまとめました。
目次
まず:破片は全部とっておく
いちばん大事なことです。小さなかけらでも捨てないでください。
破片が揃っていれば元の形に戻せますが、失われた部分は錆漆で埋めて作ることになり、その分だけ工程も回数も増えます。掃除機で吸ってしまう前に、破片を集めて袋や箱に入れておきましょう。
持ち込む点数の目安
教室によって上限が決められていることがあります。掲載教室では次のような案内がありました。
- 1回のレッスンで2点まで
- 体験コースは1回2個まで(3個目からは追加料金)
- 持ち込みの目安として3〜5点を案内している教室も
点数が増えるほど通う回数も延びます。初めてなら1〜2点にしぼるのがおすすめです。「まずこれを直したい」という1点を決めて持って行くと、進み方の感覚がつかめます。
向いている器・難しい器
| 状態 | |
|---|---|
| 向いている | 2〜3片に割れた陶磁器/小さな欠け/ふちのひび |
| やや手間がかかる | 破片が多い/欠けが大きい(500円玉以上)/注ぎ口や取っ手 |
| 要相談 | ガラス/漆器/金属/土鍋など直火にかけるもの |
ガラスや漆器も、教室によっては受け付けています。「陶器・ガラス・漆器などを修繕します」と明記している教室もありました。逆に陶磁器のみとしているところもあるので、陶磁器以外を直したいときは事前に確認してください。
なお、直火にかける器は避けたほうが無難です。金粉は金属なので、火にかけるものや電子レンジで使うものには向きません。
器がない場合
「体験してみたいけれど、割れた器が手元にない」という方もいます。この場合も方法があります。
- 教室が練習用の器を用意している(300〜500円程度で購入できる例がありました)
- 体験用の器を販売している教室もある
申し込みのときに「器がないのですが」と伝えれば案内してもらえます。ただし当日の用意には準備が要るので、予約時に伝えておくのが確実です。
当日の持ち物
- 直したい器と、その破片すべて
- エプロン、または汚れてもよい服装:漆は付くと落ちません
- アームカバー:肌の露出を減らすとかぶれ予防になります
- 持ち帰り用の箱や袋:体験で当日持ち帰る場合、修復部分に触れないよう包むものが要ります
本漆を使う教室では、作りかけの器を教室で預かってくれるところが多くあります。「修理中の陶磁器や道具はこちらで保管します」と案内している教室なら、毎回ほぼ手ぶらで通えます。
予約時に伝えておくとよいこと
- 何を、どんなふうに割ってしまったか(写真があると早い)
- 破片が揃っているかどうか
- 直したあと、食器として使いたいかどうか
- 肌が弱い、かぶれが心配、といった事情があれば
この4つを最初に伝えておくと、教室側も準備しやすく、当日の進みがスムーズになります。
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