金継ぎ教室は、月謝制のところもあれば1回ごとに払うところもあり、道具を貸してくれるかどうかもまちまちです。同じ「金継ぎ教室」でも中身がかなり違うため、何を確認すればよいかを知っておくと選びやすくなります。
全国53教室の公式サイトを見比べて分かった、確認しておきたい7点をまとめました。
1. 本漆か、簡易か
いちばん大きな分かれ道です。直した器を食卓で使いたいかどうかで決まります。詳しくは本漆金継ぎと簡易金継ぎの違いをご覧ください。
2. 合計でいくらかかるか
受講料だけを見ると比べ間違えます。次の4つを足して考えてください。
- 入会金(0〜11,000円)
- 受講料(月謝・都度払い・コース一括)
- 道具やキット代(4,400〜19,800円。レンタルなら大幅に下がる)
- 金粉・銀粉代(時価。別途のことが多い)
特にカルチャーセンターの講座は、月謝と別に「教材費」「運営維持費」が毎月かかることがあります。金額の内訳は金継ぎ教室の費用はいくら?で詳しく集計しています。
3. 道具を借りられるか
続けられるか分からないうちに2万円近い道具を買うのは、なかなか勇気がいります。掲載53教室のうち28教室が道具のレンタルやキットを用意していました。
「手ぶらで通える」「道具は教室のものを使えます」と書かれている教室なら、初期費用をかけずに始められます。
4. 通う回数と期間の見通し
本漆の場合、器1〜2点で平均6〜8回、期間にして2〜6か月かかります。月2回のペースなら3〜4か月です。
「何回くらいで仕上がりますか」と最初に聞いておくと、費用の見通しも立ちます。
5. 振替ができるか
数か月通うことになるので、予定が変わったときに振り替えられるかは続けやすさに直結します。
掲載教室の中には、専用アプリで振替を申し込める工房や、週の中から好きな時間を選べる教室、都合に合わせて日時を個別調整してくれる工房もありました。逆に、決まった曜日固定のところもあります。
6. 器や道具を預かってもらえるか
見落としやすい点です。漆は乾くまで時間がかかるため、作りかけの器を毎回持ち帰ると、扱いに気を使います。
「修理中の器と道具は教室で保管します」としている教室なら、ほぼ手ぶらで通えます。電車で通う方にはありがたい条件です。
7. 直したい器が持ち込めるか
ほとんどの教室が持ち込みできますが、条件がある場合があります。
- 点数の上限(1回2点まで、など)
- 素材(陶磁器のほかガラス・漆器も可か)
- 欠けの大きさ(大きすぎると時間内に終わらないことがある)
割れた破片は捨てずに全部持って行ってください。小さなかけらでも、あるかないかで仕上がりが変わります。
まとめ:最初に聞くとよい3つ
問い合わせのときに、この3つを聞いておくと失敗が減ります。
- この器を直すのに、何回くらいかかりますか
- 受講料のほかに必要な費用はいくらですか
- 直したあと、食器として使えますか
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