金継ぎはどれくらいかかる?通う回数と期間の目安

金継ぎを始めるとき、費用と並んで気になるのが「どれくらい通うことになるのか」です。

当サイトに掲載している教室が公式サイトで案内している回数を集めると、本漆の場合で平均6〜8回というのが実際のところでした。

目次

教室が案内している回数

  • 破損状況にもよるが平均6回程度
  • 2〜3点を直す場合で約8回
  • 通常8〜10回、期間にして2〜3か月以上
  • 最短で5〜6回

月2回のペースで通う教室が多いので、3〜4か月が一つの目安になります。欠けが大きい場合や点数が多い場合は、半年ほどかかることもあります。

なぜそんなに時間がかかるのか

作業そのものが長いわけではありません。漆が固まるのを待つ時間が大半です。

漆は空気に触れて乾くのではなく、適度な湿度と温度のもとで固まります。1つの工程を終えるたびに、数日から1週間ほど寝かせる必要があります。

おおまかな工程

  1. 接着:割れた面を漆で接ぎ、動かないよう固定して寝かせる
  2. 欠け埋め:漆と砥の粉を練った錆漆で欠けを埋め、固まったら削って形を整える
  3. 塗り:継ぎ目に漆を塗り重ね、なめらかにする
  4. 金粉まき:漆が乾ききる前に金粉をまき、定着させる
  5. 磨き:仕上げに磨いて艶を出す

欠けが大きいときは2の工程を何度か繰り返すため、その分だけ回数が増えます。

短く済ませたい場合

時間をかけられない事情があるなら、次の選択肢があります。

方法かかる時間注意点
簡易金継ぎの1日体験1〜2時間食器として使えるか要確認
欠けだけを直す割れより少ない回数ひび・欠けなら比較的早い
修理を依頼する数か月(待つだけ)自分で直す体験はできない

掲載教室の中には、1回2時間で接着から金の仕上げまで終える体験コースを持つところが14教室ありました。「その日のうちに持ち帰りたい」場合は、こうしたコースが向いています。

通い続けるためのコツ

数か月続くので、無理のない条件を選ぶことが大切です。

  • 振替ができる教室を選ぶ:予定が変わっても続けられます
  • 器を預かってもらえる教室を選ぶ:作りかけを持ち歩かずに済みます
  • 通いやすい場所を選ぶ:数か月通う前提で考えてください
  • 一度に何点も持ち込まない:点数が増えるほど回数が延びます

待ち時間の長さは、金継ぎの弱点というより性質です。「数か月かけて少しずつ直る」という進み方そのものを楽しめると、続けやすくなります。

1日体験ができる教室を見る費用の目安を読む

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